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辛いときは「助けて」と言ってみよう

誰かに助けを求めることが出来ない方が多くいらっしゃいます。 助けを求めることができないまま、悲しい結末を向けてしまった事例すらあります。

確かに、全ては自己責任だとは思いますが、全ての問題を一人で出来るとは限りません。 苦しい時、辛いときは誰かに助けてと相談してみてはいかがでしょうか。

公開日:2016年01月31日 最終更新日:2016年01月31日 

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はじめに

様々な書籍を読んでいると、無職やひきこもりになってしまっている方には、いくつかの共通点があるように思います。 ここでは、その最たるものを紹介したいと思います。

たしかに、現状うまくいかずに大変な状況になっていることも「自分が招いた責任」と言えば、そうかもしれません。 人生再建もやはり最後は自分の責任で行うべきだとは思いますが、それと全て自分で問題を解決するというのとは異なると思います。

どんなに頑張っても一人ではできないことだってあるのですから。

「助けて」が言えない

無職やひきこもりの問題を扱う本に出てくる最たる特徴、それは当事者が「助けて」と言えないことです。 無職の世間体対策での見栄の話と同じかもしれませんね。

例えば、文春文庫から出版された「助けてと言えない 孤立する三十代」では、まさにタイトルそのものがそれです。 本文冒頭では、仕事を失い、最終的に悲しい最後を辿った30代男性が、最後まで「助けて」と言えなかったことが綴られています。

私たちは、誰だって自分の弱みを人に見せたくないという気持ちがあって当然である。 人には見られたくない、知られたくない弱さを誰しもが持っている。(中略)

Nさんは、最後まで「助けて」と言えなかった。

出典:助けてと言えない 孤立する三十代

実はこの「助けて」と言えない話、似たような話が本書以外にもいろんなところで出てきます。

いま最も辛いのは、初対面の人から、「何のお仕事されてるんですか?」と聞かれることだと言う。 「無職です」と答えるのもカッコ悪いので、「自営業の手伝いです」と答えることにしている。

出典:大人のひきこもり

お金持ち体質の人は、(中略)その惨めな状態から脱出することができるのであれば、人に頭を下げることなど厭わないという人が多い。

  これに対して、貧乏人体質の人は、(中略)むしろ収入が少ないことに不満を持ったり、理不尽な取引先に頭を下げなければならなかったという行為に腹を立てる。

出典:お金持ちは、自分の置かれている状況についてプライドを意識する | お金持ちの教科書

  いずれも本質は同じで、自分の弱みを晒すことや誰かに頭を下げることに抵抗を感じるということを表現しています。 たしかに誰かに頭を下げることって難しいように感じますよね。

  どうでしょう?あなたの場合は。ご自身の状況を振り替えてみて、何か似たような点など感じることはあるでしょうか。

なぜ助けてと言えないのか

これについても、おおよそ同じような見解が出てきます。

私たちは小さい頃から「他人に迷惑をかけるな」という価値観が植えつけられています。 人によっては、誰かの家でご飯をご馳走になることさえひと悶着になってしまうかも。

また、私たちは他人の失敗を「自己責任」として突いてしまう場合があります。 特に海外で事件に巻き込まれたときがその最たる例で、ネットでは自己責任論が沸き起こりますよね(ここではその是非は問いません)。

このように、私たちは他人に迷惑をかけてはいけないし、失敗すれば他人に何かを言われるかもしれない、と思えるような社会に生きています。 だからこそ、助けてと言いにくいのかもしれません(※)。

ただ、過去の事例を振り返っても、誰にも助けてと言えないことで問題の長期化・悪化を招くことがあるように思います。 「賢者は歴史から学ぶ」という言葉に則れば、誰かに「助けて」と発することで問題解決は前進するのではと筆者は考えます。

難しいのは、自発的に「助けて」とは言えないが、「何もしなくても誰かが助けてくれる」と思っている方もいらっしゃること。 迷惑は掛けたくない一方で、依存心も強いと言える気がします。 一種のプライドなのかもしれませんが、このあたりには筆者は適切な解がないので、考え中です。

助けを求めてみよう

というわけで、助けを求めてみることも大切だと思います。 実際のところ、どこまでを自分の力に頼り、どこからを他者の力を借りるか線引きは大切だと思いますが、筆者は遅くともここ3、4ヶ月程度で生活力が尽きてしまうまでには他人に助けを求めるべきだと思います。

私たちは、持っているお金の量が少なくほど、自分自身が選択できる将来も少なくなっていきます。 例えば、5,000円あれば牛丼屋でもカレー屋でも焼肉屋でも行けますが、50円しかなければどこにもいけません。

加えて、税金など毎月絶対に生じる固定費がありますから、どんなに頑張っても収入がなければ詰みに入ります

お金があるうちは、ネットビジネスだとかなんだとか手は打てますが、お金がなくなればそれも出来ません。 ネット契約も解除されてしまえば、情報を得る手段もなくなり、日雇いバイトの応募すら難しくなります。

この情報社会において、インターネットから情報を取得できないのは致命的です。

だから、なるべく余力があるうちに支援を求めて行く必要があると思います(※)。 再就職へのハードルを考えた場合、少なくとも携帯と住居はなんとしてでも維持すべきです。

※これも難しいところで、金銭的な余力があると公的機関には突っ返されてしまうのがオチのように思います。 都道府県によって生活保護の支援状況に格差が生じている気がしますが、誰でも貰えるという性格のものではないのは事実だと思います。

その一方で、金銭的な支援を受けずとも、現状が危機的な状況になりつつあると他人に伝えることは可能です。 本当に苦しい状況になる前に、公的機関のケースワーカーなどに相談しながら就職活動や傷病治療を行うのが良いと思います。

誰に助けを求める?

家族や親戚、知人はあなたでも思いつくと思いますので、外的な機関などの例も挙げてみます。 比較的緊急性の高いものを挙げましたので、ぜひその名前などを覚えておいてください。

臨時特例つなぎ資金貸付制度

都道府県社会福祉協議会が実施する10万円以内の特例融資です。 連帯保証人不要で、無利子で行われます。

融資は住居のない離職者で、公的給付制度(失業等給付、住宅手当等)や公的貸付制度(就職安定資金融資等)の申請が受理されており、かつその給付等の開始までの生活に困窮していることが条件です。

この制度の問い合わせは、お住まいの市町村社会福祉協議会に連絡してみてください。

生活福祉資金貸付制度

こちらも都道府県社会福祉協議会が実施する公的融資です。 連帯保証人なしでも貸付を受けられますが、その場合は有利子です。

低所得者世帯や65歳以上の高齢者世帯が対象です。

生活福祉資金貸付制度 | 厚生労働省

フードバンク

フードバンクは、加工食品や賞味期限切れの近い缶詰などを、NPOを通じて配布することで、困窮者支援を行う団体です。 それを行う代表的な組織がセカンドハーベストです。

セカンドハーベスト

農林水産省のウェブサイトにフードバンクの一覧があります。 食べるものがないほどに困窮している場合には最寄の組織に問い合わせてみてください。

農林水産省/各フードバンクの紹介

グーグル検索

残念ながら本頁で全ての組織を紹介することは出来ませんが、グーグル検索を利用すれば、様々な組織を検索することは可能ですよね。

  • 無職 支援団体
  • ひきこもり 支援団体
  • ホームレス 支援団体

このような検索ワードにあなたがお住まいの地域名も加えれば、最寄の支援団体が見つかるかもしれません。

まとめ

以上のように、無職やひきこもりの方が、見栄などを気にして助けを求められないケースがあり、それはしばしば悲劇的な結果に結びついています。 「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の損」なんてことわざがありますが、一時の恥を忍んで「助けて」と言うことが、あなたの人生の再起のチャンスになるかもしれません。

たまには自己責任なんて言葉を忘れてみても良いのではないのでしょうか。

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