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執筆者:Mirai Takebe 運営者に問い合わせる
レジカウンターで店番猫 from ぱくたそ様
できるスーパーレジ店員になるために筆者が重要だと思うことをまとめました。 単なるお金を得るためのバイトでも、正社員になるべく自分を高めるチャンスはあると筆者は考えています。
その代わり、あなたの意欲を逆手にとろうとするブラックバイトには注意が必要です。 不穏な空気を感じるようなら、さっさと別のバイトを探しましょう。
公開日:2015年07月22日 最終更新日:2015年09月27日
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レジのバイトって大変?ではレジのバイトに関する基礎的なことをまとめましたが、ここではもう少し上の話題を書きたいと思います。 この内容も主に筆者経験談に基づきます。
正直、単なる時間給のアルバイトなのにそこまでやるの?という内容かもしれません笑
お客さんとの接触を通じて自省する点も多いレジバイトですが、付加価値を作る仕事ではないため、ある程度覚えてしまうとそれ以上学べることも少なくなってきます。 例えばレジの使い方などは、実社会では大して役に立ちません。
誰でもできるレジ打ちの仕事は、将来消えていく仕事の1つと言われています。 近年はお客さん自身が精算を行うセルフレジも増えてきました。 将来はそのほとんどがロボットに置き換えられ、自動化されていくと考えられます。
このことは、近い将来レジ打ちさえも、より魅力的な人材でないと採用されない可能性を示唆します。
さすがに、レジ打ちを完全に自動化するには、店舗ごとの売り上げや設備の導入コストにも依存します。 直近数年で大規模な変化があるとは思えませんが、首都圏で新設される大規模店舗ほど省力化が進んでいくはずです。
というわけで、単なるレジ業務であっても熱心に取り組み、プラスアルファの価値をもたらす人が優遇されると筆者は考えています。 ここではそんなレジ店員になるためのあれこれを考えてみました。
レジのバイトも、お客さんから見れば立派な従業員です。 少なくとも、誰が正社員で誰がバイトなのか、という視点で見る人はまずいません(雰囲気で社員かバイトかわかる部分もありますが)。 ので、レジのバイトとはまったく関係のない話を聞かれることもあります。 例えば、
商品を探してるお客さんは意外に多く、しかもこちらの想像の斜め上をいく商品を探していることもあります。 そして、商品の置き場を店員は皆熟知しているものと考えています。
どの通路にどのようなジャンルの商品があり、どのような価格設定なのかは把握しておくと良いです。 頻繁に特売になる野菜やお米があれば、それも答えられるともっと良いと思います。
無知は恥ずかしいことではありません。 レジの業務では、いかに正確にスムーズにお客さんを流すかが求められますから、よくわからないことは自分で考えるよりも聞いたほうが早いです。
よくある話が、
など、外見がとても良く似ているのに値段設定が異なっている商品が多数あることです。 これらはわかったふりして打ち込んで違算にしてしまうよりも、お客さんに確認をとって値段を打ち込んだほうが早いケースも多いです。
筆者は「これオレンジでいいですか?」とよくお客さんに確認をとるようにしました。 人によってはそこから笑顔で話してくれるので、私もそれに笑顔で応じるようにします。
順番待ちが長くなると、レジを打つほうは必死でも、レジ待ちのお客さんはイライラし勝ちです。 筆者はありませんが、心無いクレームをつけていく品位の低い人間がいるのも事実です。
ゆえに、レジは1秒でも速く正確に処理できれば、それだけでもあなたはお客さんに選ばれる店員になる可能性があります。
例えばスーパーのスキャナの場合には、バーコードをスキャナ部分に向けてさっと流すだけで認識してくれます。 すなわち、商品をかご詰めする途中についでにスキャンさせる感覚です。 処理の遅い店員の場合には、バーコードをスキャナに向けて一旦静止する動作も見受けられますが、その分だけ時間ロスが発生します。
多くの場合、商品のバーコードがついている位置は決まっています。 例えば袋菓子であれば背面、パックのジュースであれば側面下側などです。 良く通す商品はバーコードの位置を覚えてしまうことで、バーコードを探すロスも省けます。
ちなみに、レジの能力に対する試験としてチェッカー技能検定という試験もあります。 速さと正確性が問われる検定ですので、本気でレジを極めるなら、受験してみるのも面白いと筆者は思います。
お店の満足度を上げるには、どうすればお客さんが喜ぶかを考えることが大切です。
例えば、ゴミが落ちているお店ときれいなお店では、誰もが後者のお店に行きたいはず。 一方で、お客さんは平気で店内にレシートなどを捨てていきますから、店内はすぐに汚くなっていきます。
そこでレジ業務の合間に捨てられたレシートを拾ったりするのがあなたの役割です。 残念ながら、従業員であってもこういったことに気づかない(もしくは気づいていても無視する)人間は多いです。 面倒で手が汚れる仕事でも、あなたが率先して動くのです。
例えば、家族連れの顧客であれば、特に子供にサービスをすることで家族の満足度を上げられる可能性があります。 この点は、女性のほうがうまいのですが、あなたが男性でも恥ずかしがる必要はありません。 ぜひ笑顔で、お菓子を子供に手渡ししてあげるなどしてみてください。
結局のところ、お客さんは自分に気を使ってくれて、何も言わず察してくれて、そして愛想良くしてくれる店員を求めています。 かなり驕っているようにも読めますが、それが事実です。
逆に買い物をする立場だったとして考えてみてください。 買い物中にむすっとした店員にあたったらどう感じるでしょうか?「この店員感じ悪い。気分が悪い!」と感じるはずです。
残念ながら、顧客に気を使い、要望を察する愛想の良い店員に、雇い主が金銭的な報酬を支払うことはありません。 お金の見返りではなく、いかにそれらの経験を通じて自分を高めていくか、という話になります。
あなたが将来的に正社員を目指しているならば、この経験は必ず意味を持ちます。 顧客(上司)に気を使い、顧客(上司)の要望を察し、そして愛想の良い社員が求められるからです。 バイトを「単なるバイトの仕事。正社員になったら本気を出す」と考えていては、おそらく正社員では通用しません。
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というわけで、筆者が最近思っているバイト感をまとめてみました。
残念なことに、このような労働意欲の高さを逆手にとり搾取を行う「ブラックバイト」という話も出てきています。 たとえ意欲を高く持ったとしても、契約時間以上の長時間労働や、契約外の業務までさせられるのであれば、そもそも体が持たなくなります。 たしかにやりがいも大切ですが、体や精神を病んでは話になりませんから、そういう不穏な空気のあるバイト先は早々に辞めたほうが良いです。
バイトを人生の定職にするのは難しく、あなたも最終的には正社員への道を模索しているはずです。 20代や30代の貴重な若い時間をすごすのに見合わないのであれば、さっさと別の踏み台を探してステップアップしていきましょう。
次のバイトやパートから正社員になるための手順では、正社員登用制度にまつわる話をご紹介しています。 また、レジバイトの仕事を探すときには、アルバイトの始め方で示すように、アルバイトの情報サイトを利用するのが便利です。
あなたがそう考えているなら、「タウンワーク」を試してみてはいかがでしょうか。
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