無職対策まにゅあるトップ > フリーターの就職活動 > 26歳フリーターが日商簿記2級を取得!その体験談を語ります
執筆者:V(高木竜介) 運営者に問い合わせる
公開日:2017年12月01日 最終更新日:2017年12月01日
筆者が26歳でフリーターから正社員に就職できた時、その決め手のひとつが日商簿記2級を持っていたことでした。
日商簿記は会社の財産やお金の流れを記録する際に役立つ資格です。
特に経理職では会計の知識が必須ですし、一般事務でも必要な状況は必ず出てくるため、職歴なしのフリーターが就職活動を有利に進められる資格の一つです。
ここでは、筆者が具体的にどのようにして日商簿記2級を取得したのか、覚えている限り詳しく述べていきます。
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「そうだ、簿記を取ろう」と京都にでも行くようなノリで勉強を始めたわけではありません。
26歳でアルバイトをしていた私は、知人のすすめで『求職者支援制度』を利用し、職業訓練を受けました。
『求職者支援制度』は、雇用保険を受給できない人が早期就職することを目的とした制度。『職業訓練受講給付金』を受け取りながら、無料の職業訓練でスキルを身につけたり、就職支援を受けることができます。
『求職者支援制度』および職業訓練については、こちらの記事もご覧ください。
職業訓練のカリキュラムの中でWord2級、Excel2級などさまざまな資格を取得しましたが、その中の一つが日商簿記2級だったのです。
ちなみに受けられる職業訓練や取得できる資格は、地域・時期によってまちまちです。内容については、最寄りのハローワークにお問い合わせください。
職業訓練期間は6ヶ月間、授業は毎週月~金の9~17時に行われました。
職業訓練というと、自動車免許の合宿、あるいは米軍のブートキャンプのように"それ以外に何もやらない"ようなものをイメージしてしまうのは筆者だけでしょうか?
『求職者支援制度』の職業訓練は、もちろんそのようなものではありませんでした。
といったような、ほどよく肩の力の抜けた人が多く、予備校のような雰囲気でした。
もちろん授業にはみんな真面目に参加しているので(というか態度が悪いと給付金の停止要件になります)授業に集中しやすく、勉強するにはとても素晴らしい環境です。
職業訓練を受ける人は、特別な理由がある場合を除いて週5日の授業には全て出席し、9時から17時までみっちり勉強することになります。
筆者の場合、放課後や休日はコンビニのアルバイトもしていたし、遊びたいという欲求を完全に振り払うことはできなかったため、あまり勉強には時間を割けませんでした。ただし、まとまった時間が取れれば集中して3~4時間は勉強していました。
(ちなみにこのやり方より、1日30分でもいいから毎日やる形のほうが脳科学的にも効果が高いそうです……笑)
授業や自習の甲斐あって、検定試験に合格。日商簿記2級を取得しました。
検定試験の後も、WordやExcelなど他の資格の授業、就活アドバイスなどの授業があって職業訓練自体はしばらく続くわけですが、筆者は「もう大丈夫かな」と判断し、就職活動を始めました。もちろん授業は受けながらです。
そして訓練終了を前にして、レジャー施設の経理職として就職できました。
自分なりに考えて「これがよかったんだろうな」という点がいくつかあります。
シンプルですが、これがもっとも大きい要因でしょう。
日商簿記2級はそもそも、特に取得が難しい資格ではありません。きちんと時間をかけて勉強すれば、だいたい誰でも取れる資格の一つです。
職業訓練は1日8時間ほどの勉強を半強制的に行う形になります。毎日の授業を真面目に受けていれば、半年後には合格ラインに乗ることは充分に可能なのです。
強いて言えば、1つの模擬試験を必ず2回解いたり、間違えたところは講師の先生に聞くなどして、完全に理解するまで詰めたことでしょうか。
それから、授業の前後に予習・復習を必ず行いました。
日商簿記2級を持っていることで就職に有利になるのは言うまでもありません。
ただ筆者が念頭に置いていたのは、付け焼き刃ではなく根本からの理解でした。勉強したことは就職後も仕事で使うことになるからです。
たとえば"減価償却"については、試験問題の終盤に出てくるただの計算問題として捉えず、「企業は何のためにそれをするのか」という部分から先生に聞いてみたり。
こういった点で、理解が進みやすかったんだと思います。
これまでとてもカッコいいことばかり申し上げておりますが、バリバリ勉強していたように見えて、息抜きにもそれなりに時間を割いていました。
言い方を変えると、かなりサボっていました。1日3時間くらい『モン○ターハ○ター』をやっていました。
自習をするにしても、意志が弱く自宅での誘惑には逆らえないため(パソコンがあるともう……)24時間営業のファミレスで勉強していました。
朝イチは頭がスッキリしているし、人が混まないので長居できるのです。しかもドリンクバーでコーヒーも飲み放題。
仮にこのような息抜きを一切しなかった場合、資格取得はスムーズどころか、不合格になっていたような気がします。
『求職者支援制度』を利用すれば、簿記だけでなくCAD、ヘルパー、プログラミング、その他さまざまな資格を無料で取得できます。
独学ではなかなか続きにくい資格の勉強も、授業という強制力のお陰で相当はかどります。よほど怠け癖がある人でない限り、資格の取得は順調でしょう。
ただし就職活動においては、これらの資格よりも実務経験のほうが遥かに重視されるため、過信は禁物です。
とはいえ、実務未経験の無職・フリーターであっても「とりあえず基礎知識はある」と思ってもらえるため、頑張って資格を取得するメリットは充分にあります。
筆者のように20代フリーターから正社員になるために、求職者支援制度を利用して、勉強を始めてはいかがでしょうか?
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