無職対策まにゅあるトップ > フリーターの就職活動 > 一生フリーターとして生きていくことは可能か
執筆者:Mirai Takebe 運営者に問い合わせる
公開日:2016年03月12日 最終更新日:2017年12月04日
生涯フリーターやアルバイト店員として生活できるかどうかは、いくつかの要因によって決まります。
最大の要因はお金です。
支出を極端に低く抑え、医療費もかからない前提で考えれば不可能ではありません。しかし、贅沢をしたり、あなたの趣味にかかるお金なども考慮すると、将来必ずお金が足りなくなります。
フリーターやアルバイトだけで生きていくならば、少ない収入を補うための策が必要です。
何か手段はありますか?
たぶん無いですよね。
それなら、正社員になることは諦めないほうが良いです。
就職活動、不安に感じます?
もしあなたが「どうせ無能なフリーターだから」と諦めぎみなのでしたら、ちょっと待ってください。
2017年現在、あなたの正社員就職を助けてくれる事業はたくさんあります。
未経験でも利用できますから、諦める前に試してみてはいかがですか。
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総務省の統計によると、35歳未満の単身世帯の平均支出は150,625円でした(平成29年2月17日公表値より)。
統計局ホームページ/家計調査報告(家計収支編)―平成28年(2016年)平均速報結果の概況―
「単身世帯 = フリーター」とは限りませんが、あなたが若い独身フリーターなら、だいたい親和性を覚える数字だと思います。
年額に換算すると、約15万円 × 12ヶ月で180万円です。つまり、ざっくりと約200万円程度稼いで、ようやくトントンといったところです。
ちなみに、「無職になったらどのくらい生活費がかかるの?」は筆者の実体験で算出した数字ですが、これも約200万円程度と同じくらいでした。
あなたが現在25歳のフリーターとして、将来85歳まで生きると仮定します。必要なのは今後60年間の収入と支出です。
一ヶ月あたりの支出はを参考に2つのケースを仮定します。
前者は年額120万円、60年間で7,200万円の支出、後者は年額240万円、60年間で1億4400万円です。85歳までこの支出のままだと仮定します。
まず、支出120万円のケースを考えます。
独身で、一ヶ月の支出が10万かそれ未満のケースはかなり極端なケースです。あなたが実家に暮らしている、賃貸ではない持ち家があるなど、もともと生活が恵まれている可能性が高いです。
もしくは、かなりの少食で、一切の娯楽を断っているか。
もし、あなたが実家暮らしをしている場合、あなたの生活費はあなたのご両親やご兄弟が負担していることを忘れないでください。
両親の引退など、いずれ光熱費などを負担せざるをえなくなった時点で、月の支出は10万円を上回るはずです。
支出120万円に対して月収が10万円(年収120万円)だった場合、収入と支出が同じなので貯蓄できません。
仮に65歳まで、フリーターとして年収120万円で働き続けたとしても、残りの20年間があります。
85歳までの20年 × 毎年の支出120万円で2,400万円足りません。
ところで、65歳から年金支給を受けた場合、フリーターが加入する国民年金は年額78万円(2017年実績)ほど支給されます。これは満額支給額なので、一切の遅延や免除なしに払えた場合です。
関連記事:フリーターが将来受け取れる年金額はいくら?払ってない・払えない時はどうすれば?
これを考慮しても、78万円 × 20年間で1,560万円 - 2,400万円で840万円不足します。
つまり、貯蓄もなしに65歳を迎えると死ぬまで働き続けることになります。
支出120万円に対して月収が12.5万円(年収150万円)だった場合、年間30万円の貯蓄が見込めます。
先ほど同様、65歳まで年収150万円で働き続けると、余剰30万 × 40年間で1,200万円の貯蓄が可能です。
老後の支出が2,400万円とするならば、貯蓄1,200万円と国民年金の支給1,560万円で、およそ360万円の余剰が生じます。
このケースはなんとかなりそうです。
さて、独身一人暮らしで、まともな生活を送ろうとしたら月20万円程度の支出が必要になります。
最低限度の支出が15万円程度。友達と遊んだり、浪費したりする額を5万円として考えます。
月収20万円(年収150万円)で年間支出も240万円とすると、年収120万円の場合と同じく貯蓄できません。そのため、死ぬまで働くことになります。
しかし、そもそも年収240万円という条件自体が厳しいと思いませんか?
フリーターで1ヶ月20万円(年間240万円)稼ぐためには、ダブルワークでもして相当に働かなければいけないからです。
例えば、時給1,000円で毎月20万稼ぐためには月200時間労働必要です。正社員の1ヶ月の稼動時間は160~200時間程度ですから、平均200時間働くと必然的に残業込みの労働になります。
普通は社会保険等の兼ね合いから、もっと契約時間が短いことが多いはずです。
1ヶ月の勤務時間は100時間ちょっとぐらいに制限されていませんか?
もしそうなら、ダブルワークで仕事の掛け持ちが必要になります。
でも、そのぐらい働けるのであれば、正社員として働いたほうが効率が良くなります。
忘れてはいけない点として、あなたが中高年を迎えると医療費の支出が徐々に大きくなります。
厚生労働省が平成22年度に発表した統計によると、25歳時点で年額8.8万円だった医療費は65歳時点で44.5万円まで増額します。
実際の自己負担分はそれより安く抑えられるものの、この事実はあなたの現在の健康状態が一生涯続くとは思わないほうが良いことを示す証拠になります。
フリーターのあなたが雇用主と結ぶ「アルバイト」や「非正規雇用」は雇用調整で契約解消されやすい雇用契約ですから、将来の経済情勢や年齢を理由に働けなくなる可能性があります。
例えば50歳時点で雇用を切られてしまっては、相当の覚悟を持って就活をしない限り、再雇用の道は難しいです。
などなど、フリーターで生きていくのはかなり困難を極めます。
上述の通り、フリーターが加入する国民年金は年額78万円(2017年実績)ほどしか支給されません。この支給額では生活していけないのは上述の計算の通りです。
統計に基づく大雑把な計算では、平均的な独身が老後に不足するお金は約3,000~4,000万円程度になります。よほど質素な生活をしたとしても、2,000万円程度は不足すると思います。
現在より老いたあなたは、体力も運動能力も現在より落ちているはずですが、今と同じようにアルバイト生活を続けますか?
なお、「確定拠出年金(iDeCo)」を利用して、毎月いくらかの年金保険料を支払うことで、将来に備えることも可能です。
ですが、その支払いをするためにはさらなる収入が必要ですし、フリーターとして確定拠出年金(iDeCo)を掛けるよりならば、正社員として働いたほうが効率良いのも事実です。
よくある反論として、「実家暮らしなら出費が少ないから、一生フリーターも可能なんじゃない?」と考えるあなたにも、これだけの問題提起をしておきます。
厳しいことを言うと、「実家暮らしなら一生フリーターできるのでは?」と考える方は、将来に対する見通しが甘いです。
今、あなたが見ている景色は、時が経つほどに変わっていくことを忘れないでください。
例えば、来年あなたが精一杯働いている職場が、人口減少や高齢化のあおりを受けて閉店する可能性だってあるじゃないですか。
あなたが実家でフリーターをやっている間に、一生働かなくても良いだけの資産を築けたら、一生フリーターでも良いと思います。
しかし、普通はそこまで稼ぐことは難しいのでは?と思いますが、あなたの状況はいかがでしょうか。
実家でフリーターをやっていたとしても、趣味にお金を使ってしまい、まったくお金がたまらないってざらにある話ですから。
では、どうすれば良いか。
必要なのはお金を得ること。労働でも起業でも、合法的な手段ならなんだって良いです。
お金を得る最も簡単な方法は正社員採用を諦めないことです。正社員としてきちんと働ければ、アルバイト以上に安定的に収入を得る手段になるからです。
2017年現在、あなたを対象とした就職支援事業はたくさんあります。例えば、【全部無料】フリーターにオススメの就職支援サービス3選で紹介するように。
1つぐらい試してみましたか?
正社員として就職していった元フリーターの彼らも、あなたと同じように「一生フリーターでいいや」って考えていたと思います。
それでも彼らは正社員として働くことを選んだのです。
今のままだとダメだと気づいたのですから。
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「一生フリーターを続ける」と決断することは簡単ですが、本当に将来後悔しないでしょうか。
「どうせ就職できないから・・・」と諦めぎみなのでしたら、まだまだこれからですよ!
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